データ管理

メールデータのバックアップやリストアを行います。 バックアップファイルは /opt/maildepot3/domain/ドメイン名/backups ディレクトリに保存されます。

バックアップ

月単位に保管されているメールデータに対して、バックアップ、検索対象の有効化/無効化、削除などの操作を行います。

データ一覧

データベース上に存在する月単位に保管されているメールデータを一覧表示します。

「すべて選択」ボタンを押すと、バックアップ状態が未バックアップのものをすべて選択します。
「表示更新」ボタンを押すと表示を最新の状態に更新します。

データ データに対応する年月です。
サイズ データのサイズです。
ディスク ディスク管理で追加したディスク上にデータがある場合、ここにディスク名が表示されます。
バックアップ状態

バックアップの状態を表示します。

未バックアップ バックアップを一度もとっていない状態です。
バックアップ済 バックアップ済みの状態です。バックアップした日時も表示されます。
バックアップ待ち バックアップ処理の開始を待っている状態です。
バックアップ中 バックアップ処理中の状態です。
バックアップ失敗 エラーなどが発生し、バックアップに失敗した状態です。
状態

データの状態を表示します。

メール取込中 現在メールの取り込みが行われている当月のデータです。
オンライン中 検索の対象となっているデータです。
削除済 削除されたデータです。
検索対象外 検索の対象から外されているデータです。

データ管理

月単位に保管されているメールデータ一覧から対象となるデータをチェックボックスにチェックを入れて選択し、下記の処理を選択します。 「実行」ボタンを押すと「本当に実行してよろしいですか?」という確認ダイアログが表示され、 「OK」を選択すると処理を実行します。

バックアップと削除については、処理が完了するまで時間がかかるため、バックグラウンドで処理を行います。
結果を反映させるにはしばらく経ってから「表示更新」ボタンを押してください。

なお、当月分のデータに対する操作はできません。

選択したデータを検索対象外にする 選択したデータを検索の対象から外します。
選択したデータを検索対象外から元に戻す 選択した検索対象外のデータを再び検索の対象に含めます。
選択したデータをバックアップする 選択したデータをバックアップディレクトリにバックアップします。
「バックアップが完了したらデータを削除する」にチェックを入れておくと、 バックアップ完了と同時にデータベースからデータを削除します(削除したデータは「リストア」から復元できます)。
選択したデータを削除する 選択したデータをデータベースから削除します。バックアップを保存していない場合は復元できないので注意してください。

注意: データ管理の処理を実行した後に管理ツールのメール件数やディスク使用量の表示を更新する際には「表示更新」ボタンを押してください。

リストア

バックアップしたデータのリストアを行います。

「バックアップデータ一覧」には、現在バックアップされているデータの一覧が表示されます。

バックアップデータ一覧からリストアするデータを選択し、「実行」ボタンを押すとリストアを開始します。

リストアした直後のデータの状態は検索対象外となります。
検索の対象にしたい場合は「バックアップ」のページで該当データを選択し、 「選択したデータを検索対象外から元に戻す」を実行してください。

「すべて選択」ボタンを押すと、選択可能なデータをすべて選択します。 「表示更新」ボタンを押すと表示を最新の状態に更新します。
リストア可能なデータは、現在データベース上にデータが存在しない、削除済のもののみとなります。

データ データに対応する年月です。
ファイル名 バックアップファイルのファイル名です。
ファイルサイズ バックアップファイルのサイズです。
バックアップ日時 バックアップを実行した日時です。

別のサーバへのリストア

バックアップを取得したサーバとは別のサーバにバックアップデータをリストアする場合には、以下の操作が必要となります。 MailDepot を同じマシンに再インストールした場合にバックアップデータをリストアする場合も、同様の手順となります。

md_authenticity.conf のリストア

MailDepot では取込んだメールの改竄検知を行なっており、下記の md_authenticity.conf 設定ファイルに改竄検知に必要となるパラメタ値が設定されています。

/opt/maildepot3/domain/ドメイン名/etc/md_authenticity.conf 

この設定ファイルに定義されたパラメタ値は、インストール時に自動的に作成され、サーバ毎に異なる内容が保存されています。 このため、別のサーバで取得したバックアップをリストアする場合は、メール取り込みを開始する前に md_authenticity.conf のリストアを行なう必要があります。 このファイルの内容が異なる場合には、メールの改竄検査に失敗します。

バックアップファイルのコピー

別のマシンで取得したバックアップファイルを、リストア先のマシンのバックアップディレクトリにコピーして下さい。 バックアップディレクトリは下記のディレクトリとなっています。

/opt/maildepot3/domain/ドメイン名/backups/

バックアップファイルのコピー後は、管理ツールのデータ管理の操作でリストアを行なうことができます。