MailDepot管理ツール操作マニュアル

この文書について

MailDepotの管理ツール(ウェブ管理画面)の操作方法をまとめたマニュアルです。各機能の操作方法を確認したい場合や、管理ツールの操作方法がわからなくなった時に参照してください。

管理ツールの概要

管理ツールでは、メールの検索機能、レポート機能、ログ機能に加えて、MailDepotシステムの様々な管理機能を提供します。

メール検索機能
MailDepot システムに取り込まれたメールを様々な条件で検索できます。 検索したメールのダウンロードや転送も可能です。
レポート機能
各種のレポートの表示が可能です。
ログ機能
MailDepotの各種ログ情報を参照することが可能です。
データ管理機能
データのバックアップやリストアの機能を提供します。
運用管理機能
メールの取り込み設定やアラート設定などの設定機能を提供します。
また、メールの取込みの起動/停止を行なう機能を提供します。
ユーザ設定機能
ユーザーの追加・編集・削除などを簡単に行うことができます。

これらの操作は、管理ツールにログイン後、メニューから選択して行うことになります。

アクセス権限

管理ツールでは、ユーザを 6 種類のグループに分けて使用可能な機能を制限しています。 アクセス権限 (グループ) と使用可能な機能の対応は以下のとおりです。

機能 アクセス権限
管理ユーザ
(administrator)
運用ユーザ
(operator)
監督ユーザ
(manager)
監視ユーザ
(monitor)
監査ユーザ
(auditor)
一般ユーザ
(user)
メール検索 全体メール検索
個人メール検索
レポート
ログ
データ管理
運用管理 メール取り込み開始・停止
メールサーバ設定
システム設定
アラート設定
ディスク管理
自動データ削除
ユーザ設定 登録ユーザ一覧
新規ユーザ登録
個人設定
表示設定

インストール時に作成されるユーザはすべての機能へのアクセス権限をもった管理ユーザ (administrator) です。 ユーザのアクセス権限は、管理画面の ユーザ設定画面 で変更することができます。 また、md_useradd コマンド によるユーザの作成時に、-g オプションで指定する事も可能です。

アクセス方法

管理ツールにアクセスするには、ウェブブラウザのアドレス欄に以下のURLを入力します。ウェブサーバのポート番号の設定を変更した場合はホスト名の後に「:ポート番号」を追加します。

http://MailDepotのホスト名/ドメイン名/

「ドメイン名」には、インストール時に指定したドメイン名 (インストーラのデフォルト値は default に設定しています) を指定します。
マルチドメインオプション が無効な場合にはドメイン名の指定を省略する事も可能です。

アクセスに成功するとログイン画面が表示されますので、事前に登録されたユーザ名とパスワードをそれぞれ入力しログイン操作を行います。

画面構成

MailDepot にログインすると下記のような画面が表示されます。
※ユーザの所属グループによりログイン後の画面の内容は異なります。

画面上に付いた各番号の説明は以下のようになります。

番号 説明
1 管理ツールのメニューです。メニューから選択して各操作画面へ移動します。
2 メニューから選択された画面はこの枠内に表示されます。
3 現在ログイン中のユーザー名が表示されます。
4 現在ログイン中のユーザーが、前回までにログインした最後の日時が表示されます。
5 MailDepotシステムに取り込まれたメールの総数と容量が表示されます。