ライセンス管理
ここでは、MailDepotのライセンスについて説明します。
ライセンスの確認とインストール
ライセンス情報の確認
MailDepot では通常のライセンスに加えて、下記のオプションライセンスが存在します。
- マルチドメインオプション
- 個人メール検索オプション
$ md_license list organization : sra name : maildepot capacity limitation : 1024 GB serial : XXXX-XXXX-XXXX-XXXX
ライセンスの変更
ライセンスのアップグレード(製品モデルの変更)などで、ご利用されるライセンスを変更する場合には、md_license add コマンドを利用してください。
$ md_license add XXXX-XXXX-XXXX-XXXX
オプションライセンス
オプションライセンスを追加する場合にも、md_license add コマンドをご利用ください。
$ md_license add XXXX-XXXX-XXXX-XXXX It succeeded in adding the license. -- XXXX-XXXX-XXXX-XXXX organization : sra oss name : maildepot domain limitation : 50 domains serial : XXXX-XXXX-XXXX-XXXX multi_domain_serial : XXXX-XXXX-XXXX-XXXX personal_search_serial : XXXX-XXXX-XXXX-XXXX
マルチドメインオプション
マルチドメイン機能を利用するたためのオプションライセンスです。
マルチドメイン機能
MailDepot では通常は1台のサーバ上で単一のメールアーカイブや管理を行いますが、マルチドメインオプションライセンスをインストールすることで、1台のサーバ上で複数のアーカイブを独立して管理することができます。 組織毎に異なるアーカイブを割当てることで、組織毎に独立した運用管理を行うことが可能となり、仮想化を行うことなく1つのサーバで複数の組織を運用することが可能となります。この機能を MailDepot ではマルチドメイン機能と呼んでおり、アーカイブの単位をドメインと呼びます。
ドメイン毎の保存容量制限
マルチドメイン機能では、ドメインごとに使用容量の制限を設けることができます。 運用中に制限容量を超えた場合には、新たなメールの取り込みが行われなくなります。
メール取り込み数の制限
MailDepot では、メール取り込みによるシステム負荷を抑えるため、各ドメインのメール取り
込み処理は並列的には実行されずに、各メール取り込み間隔の設定に応じて逐次的に行われます。
一部のドメインにて膨大な量のメール取り込みが行われると、そのドメインの取込み処理が終了するまで、他のドメインのメール取り込みが遅延します。
MailDepot では過度の遅延の発生をさけるため1回のメール取り込み数に制限を設けています。
/opt/maildepot3/etc/maildepot.confmax_mail_import_num は、1度の取り込み処理でのメールの取り込み件数であり、インストール時に 1000 件に設定しています。
max_mail_import_num = 1000
maildepot.conf の詳細については、設定ファイルのページ をご覧ください。
ドメインの管理
ドメインの追加や変更・削除といったドメインの管理は、md_domain コマンドにより行います。 作成された各ドメインの状態も md_domain コマンド にて確認できます。
$ md_domain list -h domain_name status service size limit ---------------------------------------------- tokyo online running 3.3GB * ohsaka online running 1.2GB 10GB nagoya online running 93.1MB 10GB test offline stopped 6.2MB 1GB -- Domain size: limit 1024GB online 4.6GB total 5.5GB Number of domains: limit 50 online 3 total 4
個人メール検索オプション
個人メール検索機能を利用するためのオプションライセンスです。
個人メール検索機能
ユーザが管理ツールにアクセスし、自分で送信したメールや受信したメールを検索し、閲覧することができます。 検索したメールは、ダウンロードする事も可能です。 各ユーザが検索可能なメールの対象は、管理者があらかじめフィルタ条件を設定しておきます。
送受信ヘッダの設定
個人メール検索オプションを利用するには、送受信ヘッダの設定が必要です。 メールの取込みを開始する前に、送受信ヘッダの設定 を行ってください。
検索フィルタの設定
デフォルトの送信メール検索の対象は、ユーザ自身のメールアドレスが「送信メールヘッダ」に含まれているメールです。同様にデフォルトの受信メール検索の対象は、ユーザ自身のメールアドレスが「受信メールヘッダ」に含まれているメールとなります。
各ユーザの検索フィルタの変更は 検索フィルタ設定のページ を参照してください。